2026.03.16

知ってたら自慢できる!スタバのロゴに隠された秘密とブラックエプロンの歴史

知ってたら自慢できる!スタバのロゴに隠された秘密とブラックエプロンの歴史

「ねぇ、スタバのロゴの女性、誰だか知ってる?」

カフェで友人との会話が途切れたとき、こんな切り出し方をされたら、思わず身を乗り出してしまいませんか?

世界中で愛されるスターバックス。緑色のロゴマークは、今や誰もが知るアイコンです。しかし、そのロゴに隠された深い意味や、スターバックスの象徴である「ブラックエプロン」の真の歴史を知る人は、実は多くありません。

こんにちは。元スターバックスのパートナー(従業員)で、最高位ランク「★5」のブラックエプロンを保持していたREIYAです。

今回は、スタバの店舗で数え切れないほどのコーヒーを淹れてきた私が、教科書には載っていない「スタバのロゴとブラックエプロンの深すぎる秘密」を、元・中の人の視点でたっぷりとお話しします。

この記事を読み終える頃には、あなたのスタバ体験が、少しだけ特別なものに変わっているはずです。


1. スタバのロゴに描かれた女性の正体は?

まずは、あの緑色のロゴマーク。中央に描かれている、冠を被った女性をご存知でしょうか?

彼女の名前は「セイレン(Siren)」。ギリシャ神話に登場する、上半身が女性で、下半身が鳥(または魚)の姿をした人魚です。

なぜ「セイレン」なのか?その深い理由

スターバックスの創業の地は、アメリカのシアトル。
港町であるシアトルにちなみ、海に関連するモチーフが探されました。
そこで見つかったのが、16世紀の北欧の木版画に描かれていたセイレンでした。

では、なぜ人魚が採用されたのでしょうか?

神話の中で、セイレンは美しい歌声で船乗りを魅了し、心を奪ってしまう存在として描かれています。

「セイレンが歌声で人々を魅了するように、スターバックスもコーヒーの香りで人々を魅了し、虜にしたい」

このロゴには、そんな創業者の熱い想いが込められているのです。あなたがスタバの香りに誘われてお店に入ってしまうのも、セイレンの魔力かもしれませんね。

ロゴの進化:かつてはもっと「過激」だった?

今のロゴは洗練された緑色ですが、実は創業当初(1971年)のロゴは茶色で、セイレンの姿も今よりずっとリアルでした。

当時のセイレンは、2つの尾ひれを大きく広げ、胸元も露出しているという、少し「過激」なデザインだったのです。しかし、企業が大きく成長するにつれ、誰からも愛されるデザインへと進化していきました。

1987年に今の緑色になり、2011年の創業40周年には、ついに「STARBUCKS COFFEE」の文字すら消え、セイレンの顔がアップになった現在のロゴになりました。文字がなくても「スタバ」だとわかる。これこそが、セイレンが世界を魅了した証と言えるでしょう。


2. ブラックエプロンはいつから始まった?その歴史

スタバの店員さんといえば、緑色の「グリーンエプロン」が印象的ですよね。しかし、時折見かける、黒いエプロンを着たスタッフ。彼らこそが「ブラックエプロン」です。

では、このブラックエプロン、一体いつから始まったのでしょうか?

当初は「ただの汚れ防止」だった?

ブラックエプロンの歴史は、意外なところから始まります。

実は、初期のスターバックスでは、エプロンの色は決まっていませんでした。パートナー(従業員)は各自でエプロンを用意しており、黒いエプロンを着ている人もいれば、他の色のエプロンを着ている人もいました。

黒いエプロンが選ばれた理由は、非常に実用的。「コーヒーのシミが目立たないから」という理由でした。

日本におけるブラックエプロンの誕生と進化

ブラックエプロンが「コーヒーの専門家」の象徴としての地位を確立するのは、後のことです。

日本においては、2000年代に入り、パートナーのコーヒー知識を深め、お客様により良いコーヒー体験を提供するための教育プログラムとして、「ブラックエプロン試験」が本格的に導入されました。

当初は、試験に合格したパートナーだけが着用できる、特別なエプロンでした。しかし、単に試験に合格するだけでなく、その後の店舗でのパフォーマンスや、他のパートナーへの教育など、より高度な役割が求められるようになっていきます。

そして、2010年代には、ブラックエプロンの中でもさらに高い知識と技術を持つパートナーを認定する「ブラックエプロン★」制度が導入され、スターバックスにおけるコーヒーの専門性のさらなる向上へとつながっていきました。

現在、日本全国で活躍するブラックエプロンのパートナーは、スターバックスのコーヒーに対する情熱と知識を象徴する、特別な存在となっています。彼らに出会ったら、ぜひコーヒーについて質問してみてください。きっと、あなたにぴったりの一杯を提案してくれるはずです。


3. 【元★5が語る】ブラックエプロンであることの真の意味

ここからは、元ブラックエプロン★5の私だからこそ語れる、少し個人的なお話をさせてください。

試験はどれくらい難しい?

ブラックエプロンになるための試験は、決して容易ではありません。コーヒー豆の産地、焙煎、抽出方法といった基礎知識はもちろんのこと、スターバックスの歴史、理念、さらにはお客様への接客に至るまで、幅広い知識と技術が求められます。

試験は、筆記試験と実技試験で構成されており、筆記試験では、コーヒーに関する専門的な知識だけでなく、スターバックスの理念を理解しているかどうかも問われます。実技試験では、実際にコーヒーを淹れ、お客様に提供するまでの一連の動作が評価されます。

合格率は高くなく、何度も挑戦するパートナーも珍しくありません。しかし、その分、合格した時の喜びはひとしおです。

エプロンの「★」に込められた、知られざるプレッシャーと誇り

ブラックエプロンになると、エプロンに「★」が付きます。この「★」は、ブラックエプロンとしての経験年数や、貢献度に応じて増えていきます。

私は、この「★」を5つまで集めることができました。しかし、それは決して簡単な道のりではありませんでした。「★」が増えるたびに、ブラックエプロンとしての責任とプレッシャーも大きくなっていきました。

「★5」のブラックエプロンとして、他のパートナーから尊敬される一方で、お客様からも高い期待を寄せられます。常に最高のコーヒーを提供し、お客様に満足していただく。そのためには、自己研鑽を惜しまず、常に向上心を持ち続けることが求められました。

しかし、そのプレッシャーこそが、私を成長させてくれました。ブラックエプロンとして、お客様と向き合い、コーヒーの素晴らしさを伝える。その経験は、私にとってかけがえのない財産となっています。


4. まとめ:ロゴとエプロンに共通する「想い」

スターバックスのロゴに描かれた人魚「セイレン」と、コーヒーの専門家である「ブラックエプロン」。

一見、関係がないように思えるかもしれませんが、実は、この2つには共通する「想い」が込められています。

それは、「コーヒーを通して、人々を魅了し、豊かなひとときを提供する」ということです。

セイレンが歌声で人々を魅了するように、スターバックスはコーヒーの香りで人々を魅了し、心を豊かにする場所を提供したい。そして、ブラックエプロンは、その想いを体現する存在として、最高のコーヒー体験をお客様に届ける。

スターバックスのロゴとエプロンには、創業当初から変わらない、コーヒーに対する情熱と、お客様への想いが込められているのです。

次にスタバを訪れた際は、ぜひ、ロゴのセイレンと、ブラックエプロンのパートナーに注目してみてください。

そこには、スターバックスの深い歴史と、コーヒーに対する熱い想いがあふれているはずです。

筆者:

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#ロゴ #スターバックス #ブラックエプロン

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