2026.04.08

【決定版】コーヒー豆の加工法を徹底解説!味の違いを生む「4つのプロセス」とは?

こんにちは、元スタバブラックエプロンのREIYAです!

皆さんはコーヒーを選ぶとき、パッケージに書かれた「水洗式」「ナチュラル」といった言葉を気にしたことはありますか?実は、コーヒーの味は産地や焙煎だけでなく、この「加工法(精製方法)」によって劇的に変わるんです。

加工法とは、収穫したコーヒーチェリーを「生豆」の状態にするまでの工程のこと。今回は、主要な4つの加工法を中心に、それぞれの特徴や味わいの違いをプロの視点で深掘りしていきます!


0. 前提知識:コーヒーチェリーの構造

加工法を理解するために、まずはコーヒーの実(コーヒーチェリー)の構造を知っておきましょう。

  • 外側から: 外果皮 → 果肉 → ミューシレージ(粘液質)パーチメント(内果皮) → シルバースキン → 生豆

特に「ミューシレージ」と「パーチメント」をどう扱うかが、加工法における最大のポイントになります。


1. 乾燥式加工(ナチュラル/非水洗式)

収穫したチェリーをそのまま乾燥させる、最も伝統的な方法です。

  • 主な産地: ブラジル、エチオピア
  • 工程: チェリーを広げ、太陽の光でじっくり乾燥させた後、乾燥した果実ごと一気に脱穀します。
  • 味わい: 乾燥中に果実の成分が豆に浸透するため、独特の甘みやベリーのようなフルーティーさが生まれます。

エチオピアでは「アフリカンベッド」と呼ばれる網状の棚で、風通しよく丁寧に乾燥させることが多いです。


2. 水洗式加工(ウォッシュド)

大量の水を使って果肉とミューシレージを完全に洗い流す方法です。

  • 主な産地: ケニア、ルワンダ、中南米(ラテンアメリカ)諸国など(世界で最も一般的)
  • 工程: 機械で果肉を除去した後、「発酵タンク」に18〜36時間浸けてミューシレージを分解し、水できれいに洗い流してから乾燥させます。
  • 味わい: 雑味がなく、非常にクリーンで軽やか、明るい酸味が際立つのが特徴です。

3. パルプドナチュラル / ハニープロセス

乾燥式と水洗式の中間に位置する加工法です。

  • 主な産地: ブラジル(パルプドナチュラル)、コスタリカ(ハニープロセス)
  • 工程: 果肉は除去しますが、ミューシレージをある程度残したまま乾燥させます。
  • 味わい: 水洗式のクリーンさと、乾燥式の甘みの「いいとこ取り」。
  • ハニープロセスの種類: ミューシレージを残す量や乾燥時間によって、ホワイト、イエロー、レッド、ブラックハニーなどと呼ばれ、味わいが細かくコントロールされます。

4. 半水洗式(スマトラ式 / ウェット・ハル)

インドネシアのスマトラ島などで行われる、非常に特殊な方法です。

  • 主な産地: インドネシア(スマトラ島など)
  • 工程: 乾燥を2回に分けます。水分量が高い状態で一度脱穀(ウェット・ハル)し、豆がむき出しの状態で二次乾燥させます。雨の多い地域の気候に適応した知恵です。
  • 味わい: 「アーシー(土のような)」と表現される独特の風味、どっしりとしたコクが生まれます。スタバの「スマトラ」のあの味はこの加工法によるものです。

まとめ:加工法を知ればコーヒー選びがもっと楽しくなる!

最近では、酸素に触れさせずに発酵させる「アナエロビック・ファーメンテーション」のような新しい手法も注目されています。

  • 甘み・ベリー感なら: 乾燥式(ナチュラル)
  • クリーン・酸味なら: 水洗式(ウォッシュド)
  • どっしり・大地感なら: 半水洗式(スマトラ式)

次にコーヒーを飲むときは、ぜひ裏面の「加工法」をチェックしてみてください。自分がどんな味のプロセスが好きなのかが見えてくると、コーヒーの世界はもっと広がりますよ!


もっと詳しく知りたい方はYouTubeをチェック!

筆者: REIYA

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